石清尾八幡宮は、918年(延喜18年)に創建されたと伝わる讃岐国の古社で、高松市宮脇町の石清尾山麓に鎮座する。祭神は応神天皇・神功皇后・比咩大神とされ、武運・産業の守護神として古くから讃岐の人々の信仰を集めてきた。境内一帯には4世紀に築造された石清尾山古墳群が広がり、讃岐地方における古代文化の中心地であったことをうかがわせる。中世には讃岐を支配した豪族や守護大名からも崇敬を受けたと伝わる。近世に入り高松藩が成立すると、藩主松平家は同社を高松の総鎮守と定めて篤く帰依し、社殿の造営・修繕を通じて藩政期を通じて手厚く保護した。明治維新後は近代社格制度のもとで県社に列せられ、地域の中核的神社として位置…