栗林公園の地には、戦国時代末期の16世紀末頃から庭園が営まれていたとされる。当初は讃岐国の豪族・西嶋八兵衛が築いた庭園が基となったと伝わる。1642年(寛永19年)、高松藩主となった松平頼重が入封すると、以後歴代藩主によって整備・拡張が進められた。約100年の歳月をかけて、六つの池と十三の築山を有する池泉回遊式庭園の体裁が整えられ、18世紀初頭には現在の基本的な形が完成したとされる。1875年(明治8年)には一般に公開され、広く市民に開放された。1953年(昭和28年)、国の特別名勝に指定され、日本を代表する大名庭園として広く認知されるようになった。掬月亭・偃月橋・徽軫灯籠などの意匠はこの時代…