三浦半島の総鎮守として千年以上の歴史を誇る古社。天元5年(982年)に創建され、三崎に漂着した朝廷の官人・藤原資盈命を主祭神とし、素戔嗚尊・菅原道真を合祀する。文治元年(1185年)に源頼朝が祈願成就の御礼として雌雄の大銀杏を寄進し、樹齢約800年に達するその御神木は三浦市指定天然記念物として今も境内に根を張る。荘厳な江戸時代建立の本殿は神奈川県指定重要文化財で、精緻な彫刻と漆塗りが往時の職人技術の粋を伝えている。6月に行われる例大祭は三崎の旧市街を神輿が練り歩く勇壮な祭礼で、海の町・三崎の海洋文化を今に受け継ぐ。マグロの漁港として名高い三崎の地で漁師や船乗りに崇敬されてきた歴史を持ち、海上安全・豊漁の御利益が広く信仰されている。三崎の旧市街に隣接する境内は歴史散策の起点としても人気が高い。