千葉県柏市柏六丁目に位置する曹洞宗の寺院で、山号は戸張山(とばりさん)。天正3年(1575年)、巧室梵藝(こうしつぼんげい)によって開山された柏駅周辺の最古級の古刹。本尊は釈迦如来。当初は現在の柏市戸張地区に創建されたが、寛永年間(1624〜1644年)の江戸幕府初期に旧柏村の中心地であった現在地に移転した。柏村を治めた戸張氏の菩提寺として栄え、戸張氏代々の墓が今も境内に残る。明治・大正期には寺院を開放して私塾・小学校を設け、後の県立東葛飾高等学校の前身となる教育施設を境内で運営するなど、柏市の近代教育発展に大きく貢献した。境内には戸張氏の墓塔・江戸期の六地蔵・歴代住職の無縫塔などが残り、柏駅至近の駅前再開発地区にあって戦国末期からの歴史を今に伝える貴重な寺院として地元民に親しまれている。