小網神社の創建は文正元年(1466年)と伝わる。当地に稲荷神と弁財天を祀る小さな社があり、時の領主・太田道灌がその霊験に感銘を受けて社殿を整備したと伝えられる。江戸時代には日本橋一帯の商人や漁師たちから厚く信仰され、財運・強運の神として栄えた。明治維新後の近代化の波を経てもなお地域の氏神として存続し、日本橋七福神の一社として福禄寿と弁財天を祀る社となった。昭和20年(1945年)の東京大空襲では周辺一帯が焦土と化す中、社殿が奇跡的に焼け残ったとされ、これが「強運の神社」としての名声をさらに高めた。また太平洋戦争中、当社のお守りを持って出征した氏子の兵士が全員生還したという伝承も広く知られており…