天正18年(1590)、徳川家康が江戸に入府した際、赤坂・山王の日枝神社の神輿をこの地に仮安置したことが御旅所の起源とされます。江戸時代には「永田馬場山王御旅所」と称し、隔年6月に本社から神幸が行われる山王祭の重要な中継地として機能しました。山王祭は「大江戸第一の大祀」と呼ばれ、神輿・山車が江戸市中を巡幸した際にこの地が休所となりました。寛永年間(1624〜1645)に遥拝所が整備されたと伝わります。明治の神仏分離後に日枝神社の摂社として位置づけられ、大正3年(1914)に本社の昇格に伴い「摂社日枝神社」と改称されました。関東大震災後の昭和3年(1928)に現社殿が造営され、昭和20年の東京大…