是川縄文館は青森県八戸市に位置する縄文時代の遺跡・是川石器時代遺跡に関連する博物館で、国宝に指定された「合掌土偶」を収蔵・展示することで知られている。合掌土偶は縄文時代晩期(約3000年前)に作られたとされる土偶で、両手を合掌するような独特のポーズが特徴的であり、その精巧な造形は縄文人の高度な芸術性を示している。是川遺跡は1924年に発見された縄文時代の大規模な遺跡であり、多数の土偶・土器・漆器などが出土している。特に漆塗りの木製品や繊維製品が良好な状態で保存されており、縄文文化の豊かさを示す遺物として世界的にも注目されている。2021年には「北海道・北東北の縄文遺跡群」としてユネスコ世界文化遺産に登録された遺跡群の一部であり、国際的な価値が高く評価されている。縄文文化の研究と普及の拠点として、多くの研究者や観光客が訪れる重要な文化施設である。