幸神社(さいのかみのやしろ)は、祭祀の起源を遠く神代に求める出雲路の古社で、天武天皇の白鳳元年(672年)に再興されたと伝わる。桓武天皇が平安京を造営した延暦13年(794年)には、皇都の鬼門にあたる東北の方角を守護するため、出雲路道祖神として現在地付近に御造営されたとされる。
本殿東側壁面に祀られる御弊を担ぐ猿の神像は、御所の東北角・猿ヶ辻の猿と対をなして都の鬼門を封じる守り神として知られる。猿は方角でいう東北(艮・うしとら)の方位を司る動物とされ、日吉大社の神使と同様に邪鬼を退散させる霊力があると信仰されてきた。
江戸時代初期に現在地・幸神町に遷座し、社名を「幸神社」と改称した。主祭神…