本満寺は、応永17年(1410年)に日蓮宗の僧・日秀上人が本圀寺から独立して開創した日蓮宗の寺院である。開創当初は京都市中の別地に営まれたと伝わるが、その後の戦乱や移転を経て現在地(上京区)に定着したとされる。室町・戦国期には京都の日蓮宗諸寺と同様、幾度かの法難や戦禍に見舞われたと考えられるが、詳細な記録は明らかでない。近世に入り江戸時代中期には、現存する山門(楼門)が建立され、寺院の格式と伽藍の整備が進んだ。本堂には日蓮聖人像と日秀上人像が安置されており、宗祖への信仰を今に伝えている。境内に植えられた枝垂れ桜は、円山公園の名木として知られる枝垂れ桜の姉妹木とされ、京都における早咲き桜の名所と…