梨木神社は、明治18年(1885年)に創建された神社である。幕末から明治維新期にかけて尊王攘夷運動の中心的役割を果たした公家・三条実万(さんじょうさねつむ)を主祭神とし、その子で明治政府の太政大臣を務めた三条実美(さんじょうさねとみ)を合わせ祀る。明治維新の功績を顕彰する目的で創建された、比較的歴史の新しい神社である。社名は、かつてこの地に梨木家の邸宅があったことに由来するとされる。境内に湧く「染井の水」は、醒ヶ井・縣井とならぶ「京の三名水」のひとつとして古くから知られ、現在も地域住民に親しまれている。明治以降、境内には萩が多数植えられ、秋の萩の名所として広く認知されるようになった。境内は京都…