高野山真言宗総本山金剛峯寺(和歌山県高野山)の直属別院として京都・上京区に置かれた真言宗の別院。弘法大師空海(774〜835年)が816年(弘仁7年)に嵯峨天皇から高野山を賜り開創した高野山真言宗の、京都における拠点として機能する。真言密教の伝道・布教活動のほか、阿字観瞑想やご祈祷、先祖供養など各種法要を行う。高野山真言宗は全国約3,700の末寺を包括する大宗派で、京都別院はその京都宗務出張所を兼ねる。
高野山は弘法大師空海(774〜835年)が816年(弘仁7年)に嵯峨天皇より賜って開創した真言密教の根本道場で、金剛峯寺を中心に高野山真言宗の総本山として1,200年以上の歴史を誇る。空海は弘仁14年(823年)に東寺も賜り、高野山と東寺の二か所を密教の根本道場として整備した。
空海は承和2年(835年)3月21日に高野山で入定(永遠の禅定に入ると伝わる)したが、その「お大師様は今も高野山で生き続けている」との信仰(生身供)から、高野山への信仰は武士・貴族・庶民を問わず全国に広がり、近世には「高野聖(こうやひじり)」と呼ばれる行脚僧が諸国を巡りながら念仏・供養の普及に努めた。
高野山真言宗…