満福寺の開山は鏡空開導上人(眼智至観大和尚)で、文禄3年(1594年)に大阪下寺町に最初の萬福寺を建立した。以後24年にわたって住職を務めた後、元和4年(1618年)に京都六角の現在地に改めて満福寺を建立・移転させた。
開基は加賀国(現・金沢市)の大主大納言・前田利家の弟、次郎兵衛利信公とされる。前田利家は加賀百万石の藩主として知られる豊臣五大老の一人であり、その弟が開基となったことで寺紋に加賀前田家の家紋「梅鉢」が用いられた。
本尊の阿弥陀如来像は鎌倉時代の名仏師・運慶の作と伝わり、講堂に安置の阿弥陀如来像は平安時代の僧・恵心僧都(源信)の作とも伝えられる。いずれも真偽の検証が難しいが、…