丸墓山古墳は、埼玉県行田市埼玉に所在するさきたま古墳群の一員で、直径105メートル・高さ18.9メートルを測る日本最大の円墳として知られている。6世紀初頭に築造されたと推定されており、その完全な円形の墳丘は古墳時代における円墳の極致ともいうべき威容を誇っている。墳丘頂上部には春になると桜が満開となり、古墳と桜の美しい景観が多くの花見客を引きつける行田市有数の観光スポットとなっている。歴史的には戦国時代に石田三成が忍城(おしじょう)攻めを行った際、この古墳の上に陣を張り、水攻めの計略を指揮したとされており、「のぼうの城」のモデルとなった攻城戦の舞台としても有名である。頂上からは関東平野を広く見渡すことができ、周辺のさきたま古墳群の全景も一望できる絶好の展望スポットとなっている。国の特別史跡「さきたま古墳群」の主要構成員として、稲荷山古墳・二子山古墳などとともに古代武蔵国の政治文化を伝える重要…