正宣寺は大阪市東住吉区南田辺に位置する単立(仏教)の寺院である。単立寺院とは特定の宗派本山に属さず、独自の規則のもとで運営される独立した仏教寺院を指す。日本の仏教は飛鳥時代に大陸から伝来して以来、奈良六宗・天台・真言・禅・浄土など多くの宗派を形成してきたが、明治政府の神仏分離令(1868年)と廃仏毀釈の波は多くの寺院の組織形態に影響を与えた。その後、宗教法人法(1951年)の施行により、寺院は宗教法人として登録する際に宗派包括法人に属するか単立法人として独立するかを選択できるようになった。正宣寺は独立した法人格を持ちながら、南田辺の地域社会に根ざした菩提寺として檀家との関係を守り続けてきた。