壬生城は、16世紀初頭に下野の豪族・壬生氏によって築かれたと伝わる平城である。壬生氏は戦国時代を通じて勢力を拡大したが、16世紀末に滅亡し、以後は鳥居氏・日根野氏・松平氏など複数の大名が城主を歴任した。江戸時代には壬生藩の藩庁として機能し、城下町の整備とともに地域支配の拠点となった。明治時代に入ると、1873年(明治6年)の廃城令により城内の建築物は順次取り壊され、城としての機能を失った。しかしその後も土塁や堀の遺構は良好な状態で残され、現代に至るまで当時の縄張りの一端をとどめている。20世紀後半には跡地が「城址公園」として整備され、蒸気機関車(SL)が展示されるSL広場が設けられるなど、地域…