「妙見」の名は日蓮宗でも信仰される妙見菩薩(北辰妙見菩薩)に由来する。北極星・北斗七星を神格化した妙見菩薩は平安・鎌倉時代から武家の守護神として崇拝され、日蓮宗においても重要な信仰対象となった。四條畷市中野地区は1348年(正平3年)の四條縄手の戦いの戦場に隣接する歴史ある地域で、楠木正行(小楠公)と弟・正時が高師直の大軍と戦い討ち死にした。戦後、中野周辺では武士や農民が戦没者の霊を慰めるために諸堂を建立したと伝わる。妙見寺もこのような歴史的背景のもとに創建され、北辰妙見への信仰と日蓮宗の教えを結びつけながら地域の信仰を担ってきた。江戸時代には日蓮宗の寺院組織が整備され、中野地区の菩提寺として…