大鳥居香取神社の創建は1050年(平安時代中期)頃と伝わり、下総国一宮である香取神宮から経津主命を勧請したことに始まるとされる。香取信仰は下総国全域に広く浸透しており、当社もその分社のひとつとして地域の守護神として篤く崇敬されてきた。社名の由来ともなった「大鳥居」は、かつて遠方からも視認できるほどの大きな鳥居が境内入口に建立されていたと伝えられ、地名としてその記憶を今日まで留めている。近世には流山周辺の農村集落の鎮守として、五穀豊穣・武運長久を祈る信仰の場となった。幕末の1868年(慶応4年)には、新選組局長・近藤勇が流山に最後の陣を構えたことで知られ、この地が歴史の転換点となった。明治維新以…