吉川市三輪野江に鎮座する熊野神社で、紀州熊野の信仰を東国に伝える。
祭神は伊弉諾尊・伊弉冊尊・素盞嗚尊の三柱で、熊野三所権現を祀る。
中川流域の農村地帯に位置し、五穀豊穣と家内安全の祈願が中心。
境内には樹齢の古い大木が数本立ち、鎮守の森の面影を色濃く残す。
本殿は一間社流造の小規模な建物だが、丁寧な造りが印象的。
吉川は「なまずの里」として知られ、なまず料理の伝統と共にある。
毎年10月の例大祭は地域の秋の収穫感謝祭として行われる。
中川沿いの田園風景の中に佇み、都会の喧騒を忘れさせる空間。
近年は武蔵野線吉川美南駅の開業で周辺開発が進んでいる。
吉川駅からバスでアクセスでき、なまずの里の食文化と合わせて楽しめる。