富岡総合公園内神社は、旧富岡村の氏神として古くから地域の鎮守であったと伝わる。創建年代は定かではないが、横浜市金沢区一帯に集落が形成された中世から近世にかけて、富岡の人々の精神的な拠り所として崇敬されてきたとされる。明治期の近代化以降も旧村の氏神としての性格を保ち続けた。昭和40年代(1970年代)に入ると、旧富岡地区の沿岸部では大規模な埋め立て工事が進められ、並木地区として新たな市街地が造成された。この急激な土地開発に伴い、旧村に祀られていた氏神が現在地である富岡総合公園内へ移祀されたとされる。以降、新たに形成された並木エリアの鎮守として、旧来の住民のみならず新たに移り住んだ住民にも崇敬され…