正式には霊桐山東漸実際禅寺。正安3年(1301年)、北条義時の曾孫にあたる名越流北条氏の北条宗長が開基となり、桃渓徳悟(宏覚禅師)を開山に迎えて創建。桃渓徳悟は円覚寺の永仁再建にも携わった名僧で、建長寺派の禅を武蔵国南部に広めた。至徳3年(1386年)、関東十刹の第7位に列せられ鎌倉五山に次ぐ格式を誇った。寺宝の梵鐘「永仁の鐘」は永仁6年(1298年)鋳物師・物部国光の作で国の重要文化財。仏殿(釈迦堂)は創建当時の建立と伝わり日本最古級の禅宗様仏殿として神奈川県指定重要文化財。木造薬師如来坐像も県指定重要文化財。名越流北条氏は義時の次男・朝時を祖とし、本来は北条嫡流を自任した一族で杉田一帯に勢力を持った。