大阪市北区中之島1-1-27にある、大正期を代表するネオ・ルネッサンス様式の歴史的建造物。国の重要文化財。大正7年(1918年)10月竣工。株式仲買人・岩本栄之助が明治44年(1911年)に当時の巨額100万円(現在価値数十億円)を寄付して建設費にあてたことに始まる。岩本は北浜の「義侠の相場師」と呼ばれた人物だが、第一次世界大戦の株価暴落で資産を失い大正5年(1916年)に自刃、公会堂の完成を見届けることはなかった。設計競技には辰野金吾(東京駅丸の内駅舎の設計者)ら一線の建築家が審査にあたり、当選案の原案者は岡田信一郎、実施設計は辰野金吾・片岡安が担当した。意匠はネオ・ルネッサンスを基調にバロック様式の要素を加味し、赤レンガに花崗岩を帯状に配した重厚な外観、半円アーチの正面玄関、大集会室のドーム天井を特徴とする。完成以来アインシュタイン、ヘレン・ケラー、ガガーリン、サッチャー首相など世界的…