大阪市中央区北浜3丁目、土佐堀川沿いに位置する江戸幕府直轄の「銅座(大坂銅会所)」跡。享保3年(1718年)に幕府が設置した幕府専売制の銅精錬・輸出統制機関で、その後元文3年(1738年)に長崎貿易の統制強化を目的として再設置された。大坂は江戸時代を通じて日本の銅精錬の中心地で、全国の銅山から運ばれた粗銅を吹屋(住友家の経営する銅吹所ほか)で精錬し、長崎から中国・オランダ(東インド会社)へ輸出する一大拠点となっていた。住友家は銅精錬業で巨万の富を築き、現在の住友グループの基礎を築いた。銅座はこの銅の集積・品質管理・課税を一元的に行った幕府の国家戦略的機関で、江戸時代の日本経済・貿易史における最重要拠点の一つ。現在は記念碑が立つのみだが、淀屋橋・北浜・住友史を語る上で欠かせない史跡。