熱海市上宿町に位置する大湯間歇泉(おおゆかんけつせん)は、国指定天然記念物に指定された熱海を代表する自然遺産である。かつては定期的に熱湯を噴き上げる天然の間歇泉であり、その壮観な噴出を見ようと多くの人が訪れた。現在は温泉の過剰採取により自然噴出は止まっているが、史跡として整備・保存されており、熱海温泉の歴史を今に伝える貴重な場所となっている。江戸時代には徳川将軍家も愛した熱海温泉の象徴的存在であり、三代将軍徳川家光は大湯の温泉水を江戸城まで運ばせたとの記録も残る。温泉文化の発展とともに歩んできたこの地の歴史を学ぶうえで欠かせないスポットである。