東京都中央区銀座1-5-13に鎮座する稲荷社で、「太刀売稲荷(たちうりいなり)」の別名で呼ばれる。江戸時代、この周辺で刀・脇差しを商う市(刀剣市)が立っていたことに由来する通称で、銀座という地名が定着する以前の下町の商業文化を今に伝える。御祭神は倉稲魂命(うかのみたまのかみ)。銀座地区の八社をめぐる「銀座八丁神社めぐり」の一社として、地元商店主や銀座を訪れる参拝者に親しまれている。平成26年(2014年)の再開発に伴い現在地に遷座し、白木の鳥居と小祠が都会のビルの間に静かに佇む。商売繁盛・縁結びの御利益を求める参拝者が絶えない銀座の鎮守。