芝丸山古墳は、東京都港区芝公園に位置する前方後円墳で、全長約106メートルを測る東京都内最大級の前方後円墳である。芝公園の緑豊かな丘陵地帯に位置しており、東京タワーを望む絶好のロケーションの中で古代の静寂を感じることができるユニークな遺跡となっている。5世紀中頃に築造されたと推定されており、古墳時代中期における武蔵国南部の豪族の墓として機能していたと考えられている。江戸時代には増上寺の境内に取り込まれ、寺社の一部として保存されてきた歴史を持つ。現在は東京都の史跡として指定・保護されており、芝公園内の遊歩道から墳丘を周回しながら見学することができる。都心の公園の中に古墳が保存されているという希少性から、都市開発が著しい東京において文化財保護の観点から高く評価されている遺跡である。発掘調査では埴輪などの遺物が出土しており、古代武蔵国南部の文化の様相を示す貴重な資料が得られている。多くの市民が日…