銭洗弁財天宇賀福神社(鎌倉市佐助2-25-16)の境内に鎮座する境内社で、七福神の七柱——恵比寿・大黒天・毘沙門天・弁財天・福禄寿・寿老人・布袋尊——をひとつの社殿に祀る。
七柱を一堂に集めて祀る「七福神社」は、「七所に詣でれば七福神詣でと同じ功徳あり」という民間信仰を受けて全国各地の著名な境内に設けられた社形式のひとつ。銭洗弁天の七福神社もその例で、七所めぐりをせずとも七柱の御利益を一度に受けられる。
親社の銭洗弁財天宇賀福神社は文治元年(1185年)に源頼朝が夢告により創建し、5代執権・北条時頼が霊水で銭を洗い繁栄を祈ったことで「銭洗弁天」として名が広まった鎌倉随一の金運社。その境内に七福神社が置かれることで、弁財天(財運・芸能)をはじめ大黒天・恵比寿(商売繁盛)・毘沙門天(財宝・勝運)など財に縁深い神々の御利益が重なり合う。
境内は岩山を穿ったトンネルをくぐって入る独特の立地で…
七福神社は銭洗弁財天宇賀福神社(文治元年1185年創建)の境内社として設けられた社殿であり、親社の歴史と不可分に結びついている。銭洗弁天は源頼朝による文治元年(1185年)の創建以来、北条時頼の「銭洗い」(正嘉元年・1257年)を経て鎌倉を代表する金運社として広まった。鎌倉時代には相馬天王(扇ガ谷・八坂神社)の末社として神仏習合の形態を保ち、昭和45年(1970年)に末社から独立した神社となった。
七福神信仰は室町時代(14〜16世紀)頃から商人・町人の間で広まった福神崇拝である。恵比寿(漁業・商業)・大黒天(農業・富)・毘沙門天(武道・財宝)・弁財天(財運・芸術)・福禄寿(幸福・長寿)・寿…