敷地神社(わら天神宮)の創建は定かでないが、延喜年間(901〜923年)に醍醐天皇の勅命で「敷地の神」として式内社に列せられた古社とされる。祭神は木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)と天之真名子加志加利比売命(あめのまなこかしかりひめのみこと)など。木花開耶姫命はニニギノミコトと結婚し、炎の中で産んだとされる神話のために安産の女神として信仰される。
「わら天神」の由来は、中世以降に境内で稲の藁(わら)が授与されるようになり、その藁の節の数が奇数なら男の子・偶数なら女の子と占う風習が広まったことによる。安産を願う妊婦が参拝し、御守の藁の節を数えて我が子の性別を占う文化は現代も続く。
境…