臨済宗建長寺派に属し、山号を母巣山と号する。創建年は不詳だが、開山は清叔とされ、『新編武蔵風土記稿』の記録からおおむね室町時代中期ごろの創建と推測される。もともと秩父三十四観音第15番札所は秩父神社の境内にあった蔵福寺であったが、明治初期の神仏分離令のあおりを受けて廃寺となった。これを受け、近隣の柳島から移転した当寺が第15番を継承し、山号も旧蔵福寺にならい「母巣山」に改めた。明治11年(1878年)の秩父大火で本堂が焼失した教訓から、現在の本堂は入母屋造り瓦葺きに白漆喰の防火構造を取り入れた独特の建築で再建され、昭和40年(1965年)に秩父市指定史跡に指定された。本尊は十一面観世音菩薩。欄…