岡山県総社市総社に鎮座し、総社宮の名の通り「総社」制度の拠点として歴史的に重要な古社。古代の備中国では、国司が着任後に国内の全神社を一度に巡拝する「諸社巡拝」が慣例だったが、その手間を省くために主要な神々を一か所に集めて合祀したのが「総社(惣社)」の始まりである。備中国の惣社として創建され、備中国内の主要神社の祭神を一堂に祀る。総社市の中心部に位置し、「備中国総社宮」として地域の人々から篤く崇敬されてきた。境内は整備された参道・本殿・拝殿からなり、秋の例大祭「総社ふれあい市」には多くの市民が集まる。総社市の地名自体がこの神社に由来しており、地域文化の核として機能している。吉備路の自然や古墳群と合わせて吉備文化圏を体感できる場所である。