作山古墳は岡山県総社市に位置する5世紀中頃に築造された前方後円墳であり、全長約282メートルという規模で全国第10位に数えられる巨大古墳である。造山古墳と同じく吉備地方の有力首長の墓であり、5世紀の吉備が大和王権と並ぶ強大な地域勢力であったことを物語っている。古墳の規模から考えると、造山古墳の被葬者と密接な関係にある人物の墓である可能性が指摘されている。周辺には多数の陪塚が存在しており、古墳群として総社市の重要な文化財を形成している。墳丘上は木々が生い茂り、往時の葺石はほとんど見えないが、全体的な形状は良好に保存されている。吉備路自然公園の中に位置しており、造山古墳とともに「吉備路」と呼ばれる古代吉備の文化圏を構成する重要な遺跡の一つである。近くには備中国分寺の五重塔も望め、古代から中世にわたる歴史的景観が一体となったエリアとして、吉備路観光の主要スポットとなっている。国の史跡に指定されて…