大正3年(1914年)創立の「宝塚歌劇団」本拠地の大劇場。阪急電鉄創業者・小林一三が「清く正しく美しく」をモットーに、未婚女性のみの歌劇団として創設して以来、華やかな舞台で多くのファンを魅了し続けている。現在の大劇場は平成5年(1993年)に開場した収容人員2550人の大規模劇場。花組・月組・雪組・星組・宙組の5組が交代で公演し、年間を通じて豪華なミュージカル・レビューを上演。男役トップスターと娘役トップスターが織りなす華麗な世界は日本独自の舞台文化として国際的にも知られる。隣接する宝塚歌劇の殿堂には100年余の歴史を物語る展示が充実。ベルサイユのばら、エリザベート、ロミオとジュリエットなど数々の名作舞台を生み出し続ける演劇の聖地。
宝塚歌劇の誕生は、阪急電鉄(旧箕面有馬電気軌道)創業者・小林一三の沿線開発策にある。乗客誘致のため宝塚に温泉・プール・植物園などを整備した小林は、大正3年(1914年)1月1日、16人の少女による「タカラヅカ唱歌隊」を初演。「清く正しく美しく」のモットーのもと、未婚女性のみが男役・娘役を演じる独自の舞台が急速に人気を集めた。昭和初期には花・月・雪・星の4組(後に宙組を加え5組)体制が整い、東京・有楽町に東京宝塚劇場も開場した。現在の大劇場は平成5年(1993年)開場の収容2550人の大規模劇場で、現在の建物はこの地で3代目にあたる。累計観客1000万人を超える「ベルサイユのばら」(初演1974…