竹島に鎮座する八百富神社の創建年代は明らかでないが、平安時代末期の治承年間(1177〜1181年)に、藤原俊成が淡島神(弁財天)を勧請したことに始まると伝わる。中世を通じて三河湾に浮かぶ霊島として信仰を集め、周辺の武士や漁民から篤く崇敬されたとされる。江戸時代には尾張・三河の庶民信仰が盛んとなり、縁結び・安産・商売繁盛の神として広く知られるようになった。明治時代には神仏分離令の影響を受けつつも社格が整えられ、地域の守護神としての地位を維持した。大正8年(1919年)には島全体が国の天然記念物に指定され、貴重な植物群落とともに保護が図られた。昭和期には全長387mの竹島橋が整備され、参拝者のアク…