川崎市多摩区長尾6丁目に整備された**縄文時代前期・弥生時代後期・古墳時代の3時代にわたる複合遺跡**「**長尾台遺跡**」を保存公開する歴史公園。昭和45年(1970年)夏の第一次調査で約30軒の竪穴住居跡が確認され計6軒が発掘された結果、縄文前期には一辺4〜5mの長方形竪穴住居跡と深鉢形土器の底部を欠いた**埋甕炉**が出土、弥生後期には**土製勾玉**や鉢・甕などの土器が、古墳時代には**竈を設置した住居跡**が発見されて3時代連続の集落遺跡であることが判明した。特に「**スプーン形の珍しい土製品**」という稀少出土品を含み、学術的に注目される多摩川流域の古代遺跡。開発事業者の協力により主要部分が現状保存され、現在は川崎市教育委員会管理のふじやま遺跡公園として市民に公開されている。長尾神社・妙楽寺(あじさい寺)と合わせて多摩区長尾エリアの古代から中世にいたる歴史散策ルートを形成する。