龍安寺山田町は右京区の衣笠山・龍安寺池の西側に広がる農村的な集落で、古くから天台宗・真言宗の寺院が点在してきた地域。近隣の龍安寺(りょうあんじ)は宝徳2年(1450年)に細川勝元(ほそかわかつもと)が創建した臨済宗妙心寺派の寺院で、現在の枯山水の石庭は江戸時代初期に成立したとされ、1975年にエリザベス英女王が訪問したことで世界的な注目を集めた。1994年には「古都京都の文化財」として世界遺産に登録。
転法輪寺はこの龍安寺の近辺、山田の里に位置する真言宗系の古刹で、「転法輪」という名から仏法の伝播を使命とした道場として設けられたと考えられる。「初転法輪(しょてんぽうりん)」は釈迦が悟りを開い…