石川県金沢市に所在する臨済宗妙心寺派の寺院。加賀藩3代藩主・前田利常の正室・珠姫(天徳院)の菩提寺として知られる。珠姫は徳川秀忠の次女で3歳で利常に嫁ぎ、24歳の若さで没した悲劇の姫で、加賀藩と徳川家の絆を象徴する存在として今も多くの人に偲ばれる。境内には珠姫の霊廟があり、国の重要文化財に指定された美しい霊廟建築は江戸初期の装飾彫刻の傑作として高く評価される。毎年4月に行われる「珠姫まつり」では輿入れ行列が再現され金沢の春の風物詩となる。寛永3年(1626年)創建の金沢の歴史と文化を伝える名刹。