東京都国分寺市南町に広がる回遊式林泉庭園で、国分寺崖線(ハケ)の段丘地形を巧みに利用した都内屈指の湧水庭園。大正初期、満鉄副総裁・江口定條(えぐち・さだえ)の別邸として造成が始まり、昭和4年(1929年)頃に三菱財閥3代目当主・岩崎彦弥太(いわさき・ひこやた、岩崎家2代目当主・弥之助の孫)が買収して別邸「岩崎別邸」となった。武蔵野台地の先端に位置し、崖線の段差(約10m)を生かした回遊路から清水が湧き出す「次郎弁天池」を中心に、上段のサービス施設・洋館・芝生、下段の池泉・竹林・紅葉亭(ちょうきょうてい、茶室)を巡る立体的な回遊動線が国内屈指の名庭として評価される。昭和49年(1974年)東京都が岩崎家から買収し都立公園として開園、平成23年(2011年)国の名勝に指定された。春の竹林と新緑、秋の紅葉は都心から最も近いモミジの名所として全国から観光客を集める。JR・西武国分寺駅南口から徒歩2…