桃青寺は臨済宗妙心寺派に属し、墨田区東駒形に所在するとされる。「桃青」とは俳聖・松尾芭蕉が若年期に用いた俳号であり、芭蕉は深川(現江東区)を拠点としつつ隅田川沿いを広く逍遥し、多くの句を詠んだとされる。桃青寺はその俳号に由来するとも伝わり、隅田川沿いの文芸的風土と禅の精神性が結びついた独自の寺院として知られるとされる。臨済宗妙心寺派の禅修行とともに、この地域の俳諧・文芸の気風を伝える精神的な拠点として機能してきたと伝わる。関東大震災・東京大空襲の後に再建され、東駒形の歴史と文化を静かに守り続けているとされる。