品川区西大井に位置する天台宗の寺院で、山号は紫雲山、院号は養玉院如来寺。寛永12年(1635年)、天海大僧正の弟子・天梅が上野山内に養玉院を開創、同じく上野にあった如来寺と明治2年(1869年)に合寺し、明治41年(1908年)に現在の西大井に移転した。本尊は大日如来で、江戸期に「江戸五仏」として広く信仰を集めた「木食僧弾誓(たんせい)上人」作の五智如来坐像(大日・阿閦・宝生・阿弥陀・不空成就の五体、各像高約3m)を瑞応殿(ずいおうでん)に安置する。五智如来は密教で宇宙の真理を示す五仏で、慶長年間(1596〜1615年)に弾誓上人が自ら彫り上げた巨大な寄木造坐像として知られ、江戸以来の篤い信仰を集めている。品川区指定有形文化財。広大な境内は武蔵野の面影を残し、東京都選定歴史的建造物の瑞応殿・山門が往時の風格を今に伝える大井の代表的古刹。