明治13年(1880年)、東京湾防衛のために築かれた日本初の近代要塞。ペリー来航(1853年)の衝撃を経て、幕末から明治にかけて東京湾口の観音崎に砲台群が整備された。第一砲台から第四砲台まで、煉瓦造りの砲座・弾薬庫・兵舎跡が観音崎公園内に残り、明治日本の軍事近代化の足跡をたどれる。特に第一砲台は海面を見下ろす崖上に築かれ、浦賀水道を通過する全ての艦船を射程に収めた。太平洋戦争末期まで現役であった。レンガ造りのトンネルや弾薬庫の遺構は、軍事遺産としてだけでなく近代建築としても見応えがある。京急浦賀駅からバス15分。