米沢城は1238年(嘉禎4年)、長井時広によって築かれたと伝わる。その後、長井氏から大江氏へと城主が移り、室町時代には伊達氏がこの地を支配下に収めた。天文年間(1532〜55年)には伊達氏の本拠地として城郭が本格的に整備され、1567年(永禄10年)には城内で伊達政宗が誕生した。政宗はここで幼少期を過ごし、奥州の覇者へと成長した。1591年(天正19年)、豊臣秀吉の奥州仕置により政宗は会津へ転封、さらに仙台へ移り、代わって上杉景勝が米沢30万石の藩主となった。江戸時代には上杉氏が城下町を整備し、18世紀後半には第9代藩主・上杉鷹山が財政再建と藩政改革を断行したことで広く知られる。明治維新後、廃…