春日山林泉寺は、1497年(明応6年)に越後国春日山(現・新潟県上越市)において創建されたと伝わる曹洞宗の寺院である。上杉氏の庇護のもとで発展し、上杉謙信の一周忌法要を執り行うなど、上杉家と深い縁を結んだ。1598年(慶長3年)、上杉景勝が会津への移封に際して寺院も随行し、さらに1601年(慶長6年)、景勝が会津から出羽米沢へ移封されたことを受け、上杉家の菩提寺として現在地に移された。境内には上杉謙信の位牌が安置されるほか、景勝の重臣・直江兼続とその妻お船の方の墓が並んで立ち、兼続ゆかりの法具や遺品が寺宝として伝わる。江戸時代を通じて上杉家の精神的支柱として存続し、明治以降も地域の寺院として法…