生田神社の裔神を祀る「神戸八社」の起源は古代に遡るとされ、四宮神社は市杵島姫命(弁財天)を祀る第四番社として海上交通・芸能の守護神に崇敬されてきた。江戸時代には有馬街道沿いに位置し、参勤交代の大名や旅人の道中安全を守る社として知られた。明治期には旧居留地に近いことから外国商人や貿易業者の崇敬も受け、神戸港開港後の国際都市としての歩みを社史に刻んだ。昭和20年(1945年)6月5日の神戸大空襲で社殿は焼失したが、地域住民の手によって戦後まもなく再建された。社名「四宮」は「幸の宮(さちのみや)」とも読み替えられ、安産・子育ての御利益として地元に深く親しまれてきた。神戸八社めぐりの一社として現在も多…