湊川神社は、建武3年(1336年)の湊川の戦いで足利尊氏軍と戦い壮絶な自刃を遂げた楠木正成を主祭神として祀る神社である。正成の没後、その忠義は後世に語り継がれ、江戸時代には水戸藩主・徳川光圀が元禄5年(1692年)に「嗚呼忠臣楠子之墓」の碑を建立し、正成の墓所を整備した。幕末期には尊王思想の高まりとともに正成への崇敬が全国的に広まり、明治維新後の明治5年(1872年)、明治天皇の勅命によって正式に神社が創建された。以来、正成の忠君愛国の精神は近代日本の武士道精神の象徴とされ、多くの崇敬を集めた。第二次世界大戦後も神社は維持・整備が続けられ、境内には正成最期の地に近い旧湊川神社跡地が「南木神社」…