天正3年(1575年)、武田信玄の重臣・**高坂昌信**(春日虎綱、1527-1578年)が江戸に下った際に庵を結んだのを起源と伝わる曹洞宗の古刹で、開山は憐学(寛永9年〈1632年〉寂)。寛永11年(1634年)の麹町からの寺院移転以前から現在の四谷4-4の地に所在し、四谷一帯では最古級の寺院として知られる。「**笹寺**」の別名は、2代将軍**徳川秀忠**または3代将軍徳川家光が当寺境内を通りかかった際に境内に笹が生い茂っているのを見て名付けたとの伝承が残り、以後「笹寺」の呼び名が定着した。寺宝の「**めのう観音**」は**徳川秀忠の念持仏**であったと伝わり、新宿区指定文化財として大切に伝えられている。本尊の釈迦如来像は元禄年間(1688-1704年)の作。武田家臣・高坂昌信の創建伝承、徳川秀忠の念持仏、二代将軍・三代将軍の命名伝承と、武田〜徳川初期の武家政権交替期の歴史が交差する四…