五所神社の創建は大宝年間(701年頃)と伝わり、古代より湯河原の総鎮守として天照大御神・素盞嗚尊をはじめとする五柱の神を祀ってきた。治承4年(1180年)、源頼朝が石橋山の戦いに敗れ安房へ落ち延びる際、当地の豪族・土肥実平が頼朝を匿い、五所神社において戦勝祈願を行ったとの伝承が残る。鎌倉幕府成立後は相模国の有力社として武家の崇敬を受け、社運が隆盛したとされる。江戸時代には小田原藩の庇護のもと社殿の整備が進められ、地域の農業・漁業・商業の守護神として広く信仰された。明治期の近代社格制度においては郷社に列せられた。境内に現存する樹齢800年以上の大楠は神奈川県天然記念物に指定されており、中世以来の…