永仁2年(1294年)、時宗二祖・他阿真教上人が自ら開山した時宗寺院。東海道五十三次の第一宿・品川宿の旧街道沿いに位置し、門前は「門前町屋」と呼ばれた賑わいの地であった。本堂軒下には幕末の左官名人・入江長八(伊豆長八)が手掛けた龍・唐獅子・菊花の鏝絵(漆喰彫刻)が現存し、江戸職人芸術の貴重な遺構である。墓地入口の念仏講供養塔は万治元年(1658年)造立の笠塔婆型で品川区指定文化財。昭和7年に始まった「東海七福神」では福禄寿を祀り、正月の七福神巡りコースの一つとして旧東海道の歴史散策と合わせ多くの参拝者を集める。