岐阜県大垣市にある全昌寺は、慶長6年(1601年)に大垣藩初代藩主・伊藤盛正が菩提寺として創建した寺院。松尾芭蕉が「奥の細道」の旅の途次に訪れ、弟子の暁台・路通らと再会した場所として俳文学史上重要な意義を持つ。芭蕉は大垣を「奥の細道」結びの地と定め、この地で弟子たちとの感動の再会を果たした。寺内には芭蕉の句碑「蛤のふたみにわかれ行く秋ぞ」が建てられており、多くの俳句愛好家が訪れる。大垣城のほど近くに立地し、城下町大垣の歴史的雰囲気の中に静かに佇む。境内の緑豊かな庭園は心落ち着く空間で、芭蕉の足跡を辿りながら静寂のひとときを過ごせる。