残念ながら実物は現存していません。関連する記録(太閤記など)に記述が残るのみです。ただし、当時の茶道具の一部は美術館に所蔵されています。
お茶を飲むのに金ぴかの部屋って、落ち着かないのでは?
現代の感覚では確かにそうですが、当時の権力者にとって「豪華さ」は権力の証しでした。お茶を「静かに飲む」というより「権威を示す政治的行事」として行われていたのです。
史料に直接的な言及はありませんが、「わび茶」を極めた利休にとって、黄金の茶室は自分の美学と真反対のものでした。この美意識の違いが、後の二人の対立の遠因になったと言われています。