「きっさこ」と読む。「喫(き)」は飲む意、「茶(っさ)」はお茶、「去(こ)」は「さあ〜せよ」という命令・促しの語気助詞。直訳すると「さあ、茶でも飲みなさい」。禅の公案として使われる際は、概念や過去の体験に囚われず「今ここにある」ことを示す言葉として解釈される。
「茶と禅は一つの味わいだ(ちゃぜんいちみ)」という意味の禅語。茶を点てる行為と禅の修行が同じ境地を目指すことを示す。村田珠光が村田珠光の師・一休宗純から学んだ禅の直観を茶の世界に持ち込んだことで生まれた概念。
建仁寺は通常の拝観と抹茶体験は提供しているが、坐禅会の実施状況は時期によって変わる。円覚寺・建長寺では一般向け坐禅会が定期的に開催されており、禅体験を求めるなら鎌倉がより選択肢が広い。
東福寺境内の一部施設では抹茶をいただける場合がある。ただし庭園と抹茶がセットになったサービスの有無は時期によって変わるため、訪問前に公式サイトで確認するか、当日受付で問い合わせることを勧める。
趙州の「喫茶去」は「今ここで茶を飲む」という直接的な現在への促し。千利休の「一期一会」は「この出会いはこの一度きり、繰り返されない」という時間の一回性への覚悟。どちらも「今この瞬間に完全に在ること」を問うが、前者は「する」行為への促し、後者は「出会い」の不可逆性を強調する点で異なる。