全国の神社に広く分布していますが、特に江戸時代に荷役夫や商人が多く集まった水辺の神社(隅田川・神田川沿い)や宿場町の鎮守に多く残っています。観光案内所や郷土資料館で地元の力石マップを配布している地域もあります。
力石競技を復活させる試みは各地で行われており、年に数回「力石大会」を開催する神社もあります。また現代のパワーリフティング・強力士愛好家の間では力石を持ち上げて記録を残す「力石チャレンジ」が行われています。
力石の重さはどうやって貫で表示されているのですか?
1貫(かん)は約3.75kgです。「五十貫」は約187.5kg、「七十五貫」は約281.25kgになります。切付(石面の刻字)の貫数を3.75倍すれば現代のkg換算になります。
国や都道府県・市区町村が民俗資料として価値を認めたものが文化財指定されます。指定基準は銘文の明確さ・伝承の裏付け・保存状態・地域性などです。高島調査によれば全国で約350個が指定されています。
明治後期から大正にかけて、相撲の近代化や西洋式スポーツの普及とともに徐々に廃れていきました。昭和初期にはほとんど行われなくなり、境内に残された石だけが往時を伝えています。